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プロフィール

  Kenny

Author: Kenny
DOB: 8月6日
アイルランド生まれ、
イギリス育ちの純日本人。
2005年・夏
ロンドン大学を卒業

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大きなロンドンに住む、小さな日本
ロンドンと言う、様々な文化が共存する街で、実家と言う、一つの小さな日本にて暮らす。これは、そう言った環境で育った自分の、どことなく風変わりな価値観や考えを紹介して行く、作品集です。
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不可解なり、和の文化 第2章:出前
(「不可解なり、和の文化 第1章:風林火山」は、こちらよりどうぞ)

日本国と、大英帝国。

色々な要素において異なるこの二つの国の文化だが、
その中でも日本とイギリスの一番大きな違い。それは何か?

候補は沢山存在するが、少なくとも私は、日本に一時帰国した際に
一番気になるのは、ずばり、客に対する店員の態度である。

「お客様は、神様です」

響きとしては、どこかの危ない宗教と、大して変わらない。

店は、客に商品を提供してあげているではないか。
少なくともイギリスの店員は皆、そう思っている。
よって、客の方が感謝するべきであって、客が神様だなんて、もっての他。
そもそも、「いらっしゃいませ」と言う言葉なんて、英語には存在しない。
客の扱いに関しては、この二つの国は正反対の態度を取るのである。


「いらっしゃいませ!○○にようこそ!何名様でいらっしゃいますか?」

日本育ちの日本人にとっては、全く持って、普通に感じる挨拶であろう。
しかし、イギリスで育っていると、この挨拶ですら、新鮮なのである。
なんと答えれば良いのか、一瞬悩んでしまったりする。

「あ、ども、いえ、別に大した者ではないのですが・・あ、二名で・・」

挙動不審も良い所だ。

ちなみに、イギリスの場合・・

「おーい、店員、うぉーーい!!座ってねーで、ちゃんと仕事せいや!」(心の声)

腕をバカみたいに必死に振り回していると、やがて渋々店員がやって来て、

「How many?」(「ん、何人?」)と訊いて来る。

こちらも口で答える気にもならないので指を2本立てる。
すると、店員は無言のまま、こちらを近くのテーブルまで誘導してくれる。
たまにメニューも一人分しかくれない。
座った瞬間にお冷が出てくる日本とは、雲泥の差である。

飲食店だけではない。この態度の違いは、ありとあらゆる所で見られる。
洋服を選んでいると、日本の店員はハエよりもしつこく、客にちょっかいを出してくるが、
イギリスの店員はレジに座り、自分達の間で長々と世間話をしている。

日本の店員に

「あ、これのMサイズってないですかね?」

と訊くと、

「少々お待ち下さい」

と探して来てくれたり、

「すみません、ちょっと今、在庫にないのですが・・お取り寄せ致しましょうか?」

とまで言ってくれるが、イギリスの店員に同じ事を訊くと、

「そこにあるのしかないですね」

と、やる気なく答えてくる。じゃあ、もっと仕入れろよ。

旅行でイギリスを訪れた日本人がレンタカーをして、
ガソリンスタンドに入ったのち、15分程、車でひたすら待っていた、
と言う話も聞いた事がある。なんとも哀れな。
残念ながら、イギリスでは、ガソリンはセルフサービスなのである。
車の中まで綺麗にしてくれる日本のガソリンスタンドとは、
完璧に別物として、考えてもらうのが一番だと思う。

さて、客の扱いに関しては、イギリスと日本の
どちらが良いのかは、私はわからないが、
一つ、日本のサービスでいつも私が問答無用に感動するのは、
飲食店の出前サービスである。

特に寒い冬の日に、店が自宅まで来てくれると言うのだから、
これ以上のサービスはない。しかも、値段も手頃だ。
料理の質も、店で食べるのとそう変わりない様、色々な工夫もしている上、
何が一番驚いたか、と言うと、食べ終わった後、汚いお皿や丼をドアの外に置いておくと、
後で店員がわざわざ、取りに戻ってくる、とか!
ちょっとした、王様気分になれるのである。

私は最近、イギリスでも出前にはまっている。
現に今日もインドカレーの出前を取って、夕飯を済ませたぐらいだ。
しかし、イギリスの出前サービスと、日本の出前サービスとでは、
これまた全然比べ物にならない程である。

まず、イギリスでは出前をやっている店が情けない程、少ない!
出前サービスをする店なんて、中華料理店とインド料理店、
それとピザ屋とケバブ屋ぐらいである。
それも、ほんのごくわずかな一部のみ。
日本では、出前をやっていないそば屋の方が珍しそうだ。

次に、イギリスで出前を取ると、必ず45分はかかる。
それでもって、日本にあるドミノピザ等とは違って、
いくら出前が遅れても、店は文句を受け付けない。

「わざわざ自宅まで持って行ってやったのに、文句ですか?!」

ってな具合に、逆切れされて、こちらが謝る羽目になる可能性の方が高い。

とにかく、店員は出前をしなくてはならないのが、面倒くさくてたまらない。
もちろん、出前を取る為には、最低でも、ある金額を超える注文を入れなくては、いけない。
そして、店の半径何キロ以内でないと出前をしてくれない、などと言った、色々な制約がある。
それは日本も同じ事だろうが、イギリスでは、電話で住所を向こうに伝えた所、
店員がその住所の正確な位置を知らない、と言う理由だけで出前を拒否する事もある。

地図ぐらい、買えよ・・

極めつけに、ちょっと入れ込んでいる、難しい道を通って来なければいけなかった場合、
出前の兄ちゃんが料理を持ってこっちに着いた途端に、文句を死ぬほど言われる。
そして、「もう二度と出前なんて取るんじゃねー!」と脅されるのである。
こんな切れた兄ちゃんが、こちらが食べ終わった後に、
わざわざ汚い食器を取りに戻ってくるわけがないのは、言うまでもない程、明白である。

それに比べて日本の出前は、それこそ神様のサービスである。
誰か、ロンドン市内でも、どこでも良いので、そば屋を始めて、出前を始めて頂きたい。
そうしたら、私はきっと、毎日利用するであろう。約束をする。

では、又次回。

(「不可解なり、和の文化 第3章:祝日」は、こちらよりどうぞ)



本日の語源:げんをかつぐ

世界中に、色々な「げん担ぎ」が存在します。
例えば、イギリスでは、壁に寄りかかっているハシゴの「下」、
いわばそのハシゴをくぐって行く形で通って行くと、
不幸になると言われています。

他にも、日本では「朝のクモは仇でも逃がせ」や、
「初夢は、一富士、二鷹、三なすび」等と言った、
意味が良くわからない「げん」が担がれていますよね。

ちなみに、同じ意味で、「縁起を担ぐ」と言う表現があります。
実は、「げん」とは、意外にも「縁起」の略語なのです。

昔の人は、意味もなく言葉を逆から読む習慣がありました。
この習慣は、今でも日本の芸能界で行われています。
例えば、「マネージャー」の事を「ジャーマネ」と呼んだり、
「うまい」と言いたい時に「まいう」と言ったりします。
ですので、「えんぎ」を逆に読んで、「ぎえん」と言っていた人も
多々いた、と言うわけです。

この「ぎえん」と言う言葉がなまって、「げん」になったとされています。

他にも、「げん直し」等と言う風に使われている、この言葉。
最近の若者は言葉を略し過ぎて、意味が良くわからない、と言う大人が増えていますが、
日常会話で彼らも良く使用している「げん」と言うのも、
昔の人が作った略語であったとは、また不思議なものですね。


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